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88
第8回大世紀末演劇展
『88』
1996年3月12日~3月17日  こまばアゴラ劇場

作・演出   黒川麻衣
   
出  演   新井友香、根上彩、人見英伸、中山祐一朗
湯澤幸一郎、河原雅彦(HIGHLEG JESUS)、鶴見愛子、辻修(動物電気)
 
 
 今回のキーワードは「お茶」。日本人にとってお茶とはただの液体ではなく他人との関係を円滑にするための「行為としてのお茶」、そして健康ブームから派生したお茶の流行、つまり消費社会で外部とのみ接触してきたことで疲労しきった現代人が行き着いた健康というブランドを要求する「自我の象徴としてのお茶」、そして日本人の安らぎである「お茶の間」を軸とした3話構成になっているのがこの『88』である。第8回大世紀末演劇展参加作品。